2017年10月25日

興道 感想

興道、初日見てきました。
とても…とても、よかったです…!
TV本編で凄まじかったやるせなさやもどかしさといった視聴者へのストレスはかなりマイルドになっていましたが、それはそれでメリットがあると思うし、とても見ごたえがありました。

インタビューなど事前情報に触れれば触れるほど正直どう転ぶのか怖くなっていて、キャラの関係性変えられちゃったらどうしよ〜とか思ったのですが、興道本編ではそんなことはなく(ピクドラは見たのですがかなりギリギリ、個人的にはアウトのゾーンに入っていた)、やはり谷口大河内美学は崩れない…!と思いました。
谷口監督がインタビューで「ルルーシュくんはTV本編よりグイグイくる感じです」と仰っていたのがとにかく私は気になりまくっていて、C.C.を女扱いしてグイグイいく感じだったらどうしよ…それキャラ改変じゃん…でも受け入れなければならぬ…と一人悲壮感に浸かっていたのですが、「ルルーシュくんのグイグイ」とは、あのノリノリダーツシーンのことなのではないかとふと思いました。
興道ではエピソードを選ばなくてはならない分、ゼロがスザクやコーネリアにしばかれて失敗してクソッていうシーンが無かったので、ルルーシュかわいそう感もスザクなんてことしやがる感も少なかった。日本橋の舞台挨拶回で友人の後ろに座っていた男子二人が観終えた後に「スザクが全然うざくなくない?」と言っていたそうですが、それはつまりルルーシュが作戦的には失敗していないということなんですよね。その結果、あのノリノリでダーツするルルーシュくんが生まれたという…。
しかし「グイグイ」=「調子乗ってノリノリ」ってどこまでかわいいんだよ…天然記念物かよ……。
17歳男子なら他にやることがあるだろう……どこまでも品があるんだよなルルーシュ。

ルルーシュはやっぱり根っからの皇族なんだなと思うのが、スザクをナナリーの騎士にしたい(まぁ本人たちが結婚したいならしてもええけど。ていうかナナリーとスザクがしたいことなら大抵OK)という考えがごく自然に出てくるところです。ルルーシュ、騎士というものは、やんごとない世界にしか存在しない関係性なんだ。庶民には騎士はいない。そして母親が父親の騎士だったあたり、騎士から結婚とかそういう発展もあるという意識はありそう。

私が最もびっくりしたのはユーフェミアのエピソードをがっさり削ってあったことでした。
エピソードを削ることで、ユーフェミアとスザクのちょっとずるい公私混同な部分が、二人の関係性から排除されたと感じました。スザクの口パク「ユフィ」も無かったし、ロイドからユーフェミアが皇女だと告げられてスザクは健全にびっくりしているし、どこまでも上下・主従な関係だという方向性でいくのかな?
私にとっては、このユーフェミアとスザクの公私混同な部分がとてもストレスで、モブが「ユーフェミア殿下もお年頃ですからな」「ほら、恋人がイレブンだから」と陰口をたたくのも「そりゃあそう言われても仕方ないだろ。だって外から見たら完全にそう見えるし、実際お前ら微妙なやりとりしてるしな」とずっと思っていました。
視聴者はルルーシュ目線なので、ユーフェミアとスザクは善意のかたまりで真面目だけれども浅はかだったという扱いになるわけですが、その浅はかさは幼さ、未熟さによるもので、恋愛的な感情で公私混同してしまうような浅はかさではない、ということかと私は受け取りました。
そうすることでユーフェミアとスザクの高潔さは俄然高まります。
TV本編では藤堂奪還作戦のときにユーフェミアがスザクを騎士に迎えると発表しますが、興道ではそれが無かったですね。スザクはどの段階で騎士になるんだろう?ユーフェミアがなぜスザクを騎士に選んだのかを示すには二人のエピソードが足りない。もしやスザクが一度騎士やめるのを削って、キュウシュウ戦役の後に騎士にってことになるのかな?

一方でがっさりマオごとエピソードを削られたシャーリー。
あの形は、シャーリーのことを思えば、お父さんは亡くならないし、ルルーシュのことを忘れさせられもしない。ずるい形でルルーシュのキスと抱きしめを得て自己嫌悪に陥ることもない。人を撃つこともない。幸せなのでは?と思いました。ルルーシュにギアスの罪を実感させる役目は、もしかすると他のキャラがやるのかもしれません。いや、『復活のルルーシュ』をやるからにはシャーリーは死ぬことになると思うので、最終的にはルルーシュにギアスの罪を最も強烈に実感させる役回りになるかと思いますが。

そして何より興道では、ルルーシュのスザクへの思いが、様々なシーンでそれぞれ5割増しになっていました。スザクにふられての落ち込みもヤバイくらい落ちていたし、扇に手段ではなく目的として「枢木スザクを助ける気はないか?」と言っちゃったり、何より最後のシーンの「ダメだ!!」ですよ!!!!!!!!!
C.C.の煽りも5割増しなんですが(C.C.さん、まとめおつかれさまっす!)あの「ダメだ!!」と顔を上げて叫んだときのルルーシュの表情…。そんなに嫌なん!?どんだけ!?ておいてけぼりな気持ちになる人いないかな?と謎に心配になるくらいの表情。この顔、スザクに見せてやりてえよ…。しかし見たらスザクどういう反応するかな。ちょっとどう出るか読めないな。

ピクドラで少し描かれていたルルーシュとC.C.の男女の関係をにおわせている部分ですが、一ファンにすぎない私にとっては二人の関係の特別感、崇高さ、奥行が失われるので本当にやめていただきたいのですが、制作側は「今回描きたいのはルルーシュとスザクの愛憎劇、関係性であって、他のことはわりと些末なことだから多少調節してもいい」ともっと遥かに高い視点で考えているのかもしれないなと思いました。
舞台挨拶で土屋Pが「今回はルルーシュとスザクの愛憎劇を描きます!」と仰っていたのもありますし、作品の核を表すはずのOPのつくりが、完全にルルーシュとスザクの幼い頃に培った関係の基盤を表すことに専念されていたからです。
そういえば、C.C.が幼い二人をストーキングしている場面は無かったけど、C.C.は二人のことをいつから見ていた設定になるんでしょうね?幼い頃から見ているとしたら二人の関係の深さは十分知っているだろうし、ルルーシュに対してスザクのことを「あの男、シンジュクで会ったブリタニアの軍人だろ?」だなんてカマトトにも程があるよな〜とTVの頃から思っていたのですが、興道ではどうなんだろう?素の言葉?

そして、スザクの父親殺しはやはりナリタの接触でルルーシュに知られたということになるのか?
これが最大の疑問。

他にもディートハルトの風呂あがりサービスカットとかいろいろツッコミどころはあるのですが、このあたりで。
しかしやはりコーネリア様がどこまでも気持ちいい……。何から何まで共感しかない……。


また今週末に観に行きます。また新しい発見がありそう。
ちなみに来週冬コミの当落ですが、とりあえず描きたいものが決まったので、形にできるよう原稿がんばりたいと思います。
posted by nuts at 06:01| 萌えがたり

2017年10月10日

拍手お返事

こんばんは〜。冬コミの原稿ライフを開始しました!

とても遅くなってしまったのですが、拍手でコメント・感想をくださった方へお返事です。
やっとお返事を書けた…。本当にありがとうございます。

以下、拍手お返事です。

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posted by nuts at 21:35| 萌えがたり