2018年05月26日

『皇道』を観て

『皇道』は、観る度に新しい感じ方がありそうな気もするので、まずは2回だけ見た状態の感想メモです。


スザクがビスマルクと対峙した後、「ルルーシュ、君がこれ以上罪を重ねることはない!」というようなことを言いながらルルーシュのもとへ走っていくシーンで、涙があふれました。
TV本編では、「ルルーシュ、それは僕の十字架だ!」という台詞だったところです。

内容はほぼ同じなのだけど、今回の台詞はスザクがルルーシュのことを思って言っている部分が前面に出ていて、スザクは、いろんなことがあったけれども、本当にルルーシュのことを大切に考えているし、ルルーシュに優しいんだよな…と思うと一気に涙があふれてしまいました。

スザクはまず根がとても優しい人なんだ。
そしてとりわけルルーシュに優しくて、ルルーシュに甘くて、ルルーシュに弱い。
しかしスザクは人に優しいと同時に、自分に厳しく自己抑制が強いので、その気性がゼロの罪をしてルルーシュに対する感情を抑え込み、普段はあまりルルーシュへの優しさ、甘さ、弱さが出てこない。
だから気を抜いたり余裕が無かったりすると、ふとした瞬間にそれが漏れるんだな。そう思いました。


正直、『皇道』はいろいろ思うところはありました。
いろいろというか、ほぼシャーリーについて。

シャーリーがルルーシュにとって完全に蚊帳の外になってしまい、私がシャーリーなら「いっそ殺せ!」って思うよな…とか、あのTV本編でのシャーリーの死はルルーシュという人にとてもとても大きな影響を残していて、シャーリーはルルーシュの一部になっていたけど、これだと…とか。
そして、谷口監督のお言葉を読んで、「テレビシリーズを否定するものではありません」「あのときの私達の精一杯の答えです」というところで、「それって結局シャーリーは死なない方がよかったってことで、それはTVシリーズのあのシャーリーの死を否定しているのでは…?」と思い、苦しくなってどう受け止めていいのかわからない部分もまだあります。
そしてどうやらTV本編ではなくこの劇場版の続きとして『復活』を作っているようですから、それはいったいどうするつもりなのか、言いようのない不安に襲われたりもしました。


しかし、EDの、ルルーシュの斜め後ろからの横顔を見ていて、気付きました。
私はルルーシュを愛している。

私はルルーシュを愛しているんだ。
この人を愛してしまったんだ。もう後戻りはできない。
愛している。
ルルーシュ、愛しているよ。
これから何年もともに歩めるのなら、どんな道でもかまわない。見届けよう。それ以外の選択肢はない。

そう感じたら、光に包まれるルルーシュの横顔を見てもう涙が止まらなくて、メイクきれーに全部落ちたなというくらい泣いてしまい、終了後の舞台挨拶でも涙の余韻が消えずという、わけのわからないことになってしまいました。

たぶんあの横顔のカットは、そういう、ルルーシュを一人の人として愛している人間がたくさんいることを知っているからこそのカットだろうと思います。
これってつまり、制作スタッフさんを通じて、ルルーシュと我々ファンは両想いということだよな、と思うのです。


『皇道』は何度も観ることで、どんどん腹落ちしていくのではと期待しています。
posted by nuts at 22:34| 萌えがたり