2019年02月09日

『復活のルルーシュ』感想、そして

いい話と悪い話がある。どちらから聞きたい?
オーケー、いい話からしよう。

『復活のルルーシュ』見てきました。
0時最速で観て、そこから眠れず話し続けて、8:30新宿バルト舞台挨拶回を観てきました。

萌えはたくさんありました。
シーンによっては2000点満点くらいのところもあって、シーン別に見たときの数値の上下がすごい。すごすぎて、最高なところとどうしても受け入れがたいところとが入り乱れ、総合点が全くつけられずにいます。

もう本当に素晴らしいシーンが満載だったんです。
まず、事前に見ていた冒頭のスザクの戦闘シーン、不利な状況でも優れた判断と技術でどんどん敵を撃破していくスザクのパイロットとしてのかっこよさがとてもあった。
カレンはどこまでも私の知っているカレンで、カレンがこらえきれずルルーシュに抱きついてわんわん泣いたとき、私もぼろぼろ涙が出ました。そうだよねカレン、ルルーシュにいてほしかったよね、でも一人でルルーシュの死を受け止めて頑張ってきたんだよね。
作画がもうひたすら素晴らしかったのだけど、ルルーシュの復活したとき〜大監獄崩壊くらいの作画が特に素晴らしすぎた。もうルルーシュが…ルルーシュが綺麗でかっこよくてかわいくて品があってあどけなさもあって美人で、すごかった。一枚一枚ポスターにできる作画。すごかった。

そして何より、スザクが助けられて目を覚まし、ルルーシュと再会するシーンですよね。
スザクが目を覚まして驚くのに対し、「確かめてみろ」と言って触られるのを待つルルーシュ。エッチ度合いが天元突破していてちょっとルルーシュ…ちょっと…!スザクも両手を顔に近付けてそして少し躊躇して、指で頬にそっと触れる。
その後にここ、360度まわりながらのカメラワークで殴り手描き動画という超絶作画になっていて、このスザクとルルーシュの再会シーンへの制作側の熱意をびしびし感じました。わかる。ルルーシュが生きていたと知ったらスザクはルルーシュに対してボコボコに殴りかねない、ずっとそう思ってきました。ずっとそう思ってきた場面が具現化されていました。心から感謝したい。

ルルーシュとスザクの大監獄脱出時の会話も最高で、できればあのKMFを操縦しているスザクの様子を見せてほしかったなぁ。スザクを得ているルルーシュのノリノリ感がすごいし、ルルーシュと動くスザクの精神の安定ぶりもすごい。
ルルーシュの、目覚めてすぐに前向きに具体的に物事に対処するところもめっちゃルルーシュだった。私の知っている、私の好きなルルーシュがそこにいた。

そしてキターーーー屋根裏部屋で話そう合図からのやぐら?の上での二人きりのシーン!!!
うっ…ここでその合図…めっちゃ遠距離なのにスザクも見てた…そして気持ちを簡潔に素直に言葉にするスザク。ここのスザクの言葉は大切なことが凝縮されていて、スザクが長い間考えていたんだなと実感しました。しかも相変わらず自然と口説いてるし。顔近い近い!近い!そしてスザクの背が少しだけルルーシュより高くなっている!絶妙な身長差。
しかし、スザクがルルーシュに対して真正面から向き合っているのに対して、ルルーシュはスザクにあまり向き合わないんです。物理的にも精神的にも。ここはしっかり本の形にして自分なりに考察しようと思います。

ナナリーがしっかりルルーシュと話せたことは何よりも本当によかった。Cの世界で落下していくときにナナリーがしっかりルルーシュに抱きしめられていて、心からよかったねナナリー…!と思いました。頭を抱えて、身体を抱きしめて、お兄様が包み込んでくれる。この感触をナナリーが再び味わえてよかった。しかしナナリーに対してルルーシュは最後に…これは後半で触れます。


ここからはつらかったことを書きます。
本当につらい内容になっているので、読んでもいいと思える方のみ読んでいただければと思います。

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じつは、『復活のルルーシュ』では、とてもつらかったことがあまりにもつらくて、2000点満点のような萌えシーンがあっても総合点がつけられないほどの混乱を覚えています。

最もつらいのは、スザクとナナリーが納得を得るシーンが無いままルルーシュが旅立ってしまったこと。
ナナリーは決して「自分は独り立ちできるからお兄様は邪魔」だなんて思っているわけがないし、スザクはルルーシュから雑にゼロ衣装を返されてとまどっている。
その状態しか見えていない視聴者である私は、スザクとナナリーに対してルルーシュがそこまで雑な対応をするとは思えなくて苦しいのです。特にスザクは、自分はゼロに向いていないと思いつつ覚悟を決めて頑張っていることが改めてわかった。これについては長くなるので、別記事で述べます。

あきらめるルルーシュという違和感、シーツーがダサい女になってしまっていたこと。
ルルーシュは、C.C.自身が言っていましたが、どんな逆境でもあきらめないですし、どうにもあきらめてしまったときは、口先の言葉だけではなく、シャーリーやロロに行動を示されたことで奮起してきました。そんなルルーシュがこれくらいの状況であきらめる選択肢を浮かべるとは思えないし、C.C.が煽りすぎている。ここのシーンが、「C.C.に叱咤激励されて持ち直すルルーシュ」「C.C.はルルーシュにとっての特別な関係」ということをアピールしたいがために、ルルーシュの本質をゆがめてしまったように思えたのです。
C.C.は確かに苦労したのかもしれませんが、心を失ったルルーシュを連れて苦労したのはルルーシュのことを他の人に知らせなかったからでは?シャーリーやジェレミア、アーニャよりも、ナナリーとスザクと、できればカレンに知らせるのが筋ではないのか?と思えてなりません。復活させようという方向性が定まっていて、ルルーシュは微妙にでも生き返っているのに、ルルーシュに本当に近しい人にわざと告げなかったのはなぜなのか?
そして最後のシーンで一人旅立とうとしたときのルルーシュとのやりとりも、「シャーリーや神楽耶のところに…」とルルーシュにとって微妙に遠い人を挙げる。合コンに自分よりかわいくない女子を呼ぶ女じゃないんだから…。しっかりしてくれC.C.そしてもじもじせずはっきり言ってくれ。
そして豪華版パンフのゆかなさんインタビューでの谷口監督の発言でとどめを刺されました。何だそれは。
私の知っているC.C.は、致命的にずるいところはあれど、プライドがあり、客観的で、なんだかんだで自分の欲よりルルーシュや周囲の気持ちを大切にする人だった。
でも、あそこには「ルルーシュと一緒にいられれば何でも幸せ」という一人の女の子しかいなかった。私の知っているC.C.はいなくなってしまっていた。そしてルルーシュはそんな一人の女の子を最優先することを選んだ。世界に向き合うスザクとナナリーではなく。

カレンのアクションめちゃよかったけどスザクで見たかった。
コーネリアの活躍嬉しいけどスザクで見たかった。
もっと、「最強の騎士」たるスザクの姿が見たかったんだ。
『反逆のルルーシュ』は終わったの…?スザクの生身アクションが未来永劫見られないことが確定したの…?そんな世界…そんな世界に私はいるのか。絶望する。絶望を久しぶりに実感している。
そしてラストシーンの意味が本当にわからない。ルルーシュは何がしたいの?ギアスを与えてどうするの?奪って回収していくのであればわかるけど、あれは何なんだろう。そしてそれに対する答えもきっと無い。

もうこれ以上は無いのだ。
posted by nuts at 20:27| 萌えがたり