2022年08月21日

記録

先日、妹のような親戚が亡くなりました。
がんが見つかってから半年ほどで、あっという間のことでした。
自分のためにこちらに記そうと思います。

彼女は私より7つ下で、たまたま高校も同じで、いつも元気で明るい子でした。
いつも元気で明るいってベタな表現なんですけども本当にちょっと尋常じゃないくらいいつも元気で明るくてものすごい人気者で、本人はさっぱりしていて、仲良しの友達が小学校にも中学高校にも大学にもバイトにも会社にもそれぞれたくさんいてそれぞれの友達関係が維持されて蓄積されてゴツイ人数になっている、みたいなちょっと常人離れしたレベルだったんです。
普通、どこかの時期の友達に特化して人間関係が続くものだと思うんですが(私の場合は高校・大学が主。小学校時代と中学時代の人間関係はもはや無…)彼女はどの時期の友達もそのまま仲良しが維持されていました。

元気で明るいけどルフィや悟空みたいな感じではなくて、親戚や家族の中でもめちゃくちゃ空気読むしそれを上手く察してポジティブな雰囲気に自然な流れでもっていくように立ち回るし、こんなに徳が高いというかバランスよく人間ができた人いないなといつも感じていて、私は彼女のことがとても好きで尊敬しています。
見た目もけっこうかわいくて服とかも好きで、よく一緒に買い物に行ったりお茶したりしていました。
闘病中も彼女の高い人間性は何一つ変わらず、そしてそのまま亡くなってしまいました。

ステージ4でもギリギリまで自宅で暮らせていたのですが亡くなる間近のタイミングで病状が一気に悪化して入院し、私はいてもたってもいられず仕事を休んで病院に行って、彼女が意識を失ったり戻ったりしてつらそうな様子をベッドの横に座って見守るしかなかったとき、たまたま二人だけになったときがあってこらえきれなくて涙をあふれさせてしまい、そのとき生まれて初めての感覚を感じました。
とても好きで尊敬している人がこの世界からいなくなってしまうとしたら、自分がどうにかして少しでもそれを埋めなければ、私が彼女のようになれたら、という感覚でした。
今にして落ち着いて思い返せばそんなことする意味も必要ないのですが、あの一瞬は天啓のような今までにない感覚が突然閃いて落ちてきた感じで、あの病室での彼女の横たわる光景と自分の中で感じた一瞬をたぶん私は忘れないと思います。

私はそもそも同世代の身近な人が亡くなってしまうという経験がこれまでに無くて、そこもインパクトが強まった一因なのかもしれません。
でもよりによってなぜ彼女が?私の今まで会ってきたけっこうな数の人間の中で一、二を争う素晴らしい人間性の彼女が?
時間は巻き戻らないし、彼女が亡くなってから遺体となって家に戻って、骨となった様もすべてこの目で見てきたのに、この世界に今も彼女がいるような感覚が消えない。でももういない。
同時に、死やあの世というものへの漠然とした恐怖が大幅に薄まりました。
あの彼女が経験したことなのだから、決してはてしなく怖いことじゃない。


あと、オタクとしてはいざというときのためにスマホやPCをできる限りキレイにしておくべきだなって強く強く思いました。
彼女は最後の最後まで治す希望を持っていたので、特に何もしていなかったんですよね。亡くなった翌日に注文していた服が届いたくらいで。
でも亡くなってしまったら彼女の携帯を親やダンナさんが見るしかなくて、その様子を真横で見ていてもうマジで自分の場合どうしようと思いました。同人誌とか自分の本の在庫とかどうすんだ…積み荷を…積み荷を燃やして…!誰が!?!?!?
死んだらもうそれっきりではなくて死んでもまわりの人の中で生き続けるというのが今回改めて身にしみてわかったので、死後も自分に対する印象が変わらないくらいにとどめたいですね。どうしよう。

何より、しっかり寝て美味しいもの食べて心身ともに健やかに、乳がん検診とか健康診断はめんどくさくても絶対に後回しにせずに行きましょう。私も行きます、行きましょう。
posted by nuts at 01:23| 単なるつぶやき